ある日突然、洗濯機の下から泡があふれてきたら、誰もが驚き、そして焦るでしょう。私も以前、まさにそんな経験をしました。脱水中に洗濯パンが泡だらけになり、床にまで水が広がり始めたのです。慌てて洗濯機を止めましたが、何が原因か分からず途方に暮れました。調べてみると、どうやら洗濯機の排水トラップが原因で水があふれるトラブルは意外と多いと知り、胸をなでおろしたものです。 私のケースでは、原因は洗剤の入れすぎでした。普段から「少し多めに入れれば、もっときれいになるはず」と安易に考えていたのがいけなかったようです。 特に、粉末洗剤を使いすぎていたり、海外製の泡立ちやすい洗剤を使っていたりすると、泡が大量に発生し、排水が追いつかずにトラップからあふれてしまうことがあるのです。 泡がトラップ内に充満すると、水の流れが阻害され、排水不良を引き起こします。 この問題を解決するために、まず私は洗剤の使用量を規定量に戻しました。液体洗剤であれば、キャップの表示をしっかり確認し、洗濯物の量に合わせた適量を守るように徹底しました。 それだけでも、泡があふれることは大幅に減りました。さらに、定期的に排水トラップの掃除も行うことにしました。排水トラップは、洗濯物から出る糸くずや髪の毛、洗剤カスなどが溜まりやすい場所だからです。 パーツを分解してブラシでこすり洗いするだけでなく、時には市販のパイプクリーナーも利用して、見えない部分の汚れも除去するようにしています。 この経験を通して、洗濯機のトラブルは単に故障と決めつけるのではなく、まずは原因を自分で探してみることが大切だと学びました。簡単な原因であれば、自分で対処することで、無駄な出費を抑えることができます。もし自分で解決できない場合でも、何が問題なのかを把握していれば、専門業者に依頼する際にもスムーズに状況を伝えられ、適切な対応を受けられるでしょう。 泡の逆流というハプニングから得た教訓は、今も私の洗濯習慣に役立っています。
泡が逆流!洗濯機排水のトラブル対策